クラウドストレージサービスを展開するWasabi Technologies(ワサビテクノロジーズ)が日本企業へのランサムウェア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を警告している。同社のデビッド・フレンドCEOが、一般社団法人ビジネス&パブリックアフェアーズが主催するオンラインイベント「Cyber Security Dialogue 2021(サイバーセキュリティダイアログ)」で講演。米国での被害の最新状況や防御策など紹介した。
さらに、サイバーセキュリティーの専門家2人が参加するパネルディスカッションも行い、日本企業の課題やデジタルトランスフォーメーション(DX)の戦略についても意見交換を実施した。
新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業でリモートワークが実行される中で、ランサムウェアによる攻撃も増加。米国だけでなく日本企業でも被害が急増している。金融業界でも、保険会社が攻撃を受け、契約者の個人情報が盗まれるなどの影響が出ており対策が急がれている。