デバイスやアプリケーション(アプリ)が生み出したデータを運ぶ、イベントドリブンアーキテクチャのSolace(ソラス)が国内金融機関のデジタル化を後押ししている。同社は様々なサービスからデータを「抽出」、「流通」、「連鎖」させるプラットフォームを開発しており、多様かつ大量のデータをリアルタイムでやり取りする技術に強みを持つ。
2015年ごろの電子決済の世界では、「低頻度の高額決済」、「後日精算」、「堅実性を最重視」といった要求が中心だった。しかし、キャッシュレス決済が普及した今日では、「高頻度の低額決済」、「リアルタイム性の重視」、「堅実かつ迅速なサービス導入」といった新たな要求が高まっている。
金融機関が多様なデータの価値を最大化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を成功に導く施策を山口 智之・Solaceカントリーマネージャーに聞いた。