昨年ごろからSTO(セキュリティー・トークン・オファリング)という言葉を、新聞や雑誌で目にするようになりました。企業などがセキュリティー・トークンという何らかの資産の裏付けがある権利を電子的に発行し、資金調達することを意味します。資金調達手段の多様化とともに、新たな金融商品になる可能性もあり、国内外で注目度が高まっています。ただ、用語も含めて具体的にイメージしにくいのも確かです。セキュリティー・トークンとは何かから、STOに関連した金融業界の動きまでわかりやすくまとめました。〔ニッキン2020年3月13日号16面〕